2021/10/17 10:38
最後住み慣れた我が家で迎えたいとおもっていても、なかなか現実は難しい
タイトルの内容は、訪問看護事業にも携わる中で感じる事です。
状態が安定されている時は覚悟はできていても、いざ目の前の大切な人が苦しんでいる状況を目の当たりにすると、誰しも動揺します。
「本当にこのままでいいのだろうか?」「やっぱり病院に行ったほうがいいのではないか?」とご家族の気持ちが揺れ動くのは当然です。
私は、今決めなくていいと感じています。同じ様に迷われているご家族にも同様の事をお伝えします。
「その時、その状況になったら考える」
これでいいと感じています。
人はいつの日か旅立ちます。
だからこそ日々、大切な人とのかけがえのない時間を大切にすること、ご家族の間でも死生観について話合うことは大切です。
医療従事者は、その方がどういった人生を歩んで、どのような価値観で過ごされてきたかを知ることはほんの僅かです。
一番良く理解されているのは、長年一緒に過ごされてきたご家族です。
「お父さんだったらきっとこうしてほしいと思ってると思うなぁ」
こんな事ありませんか?
2021/07/30 00:07
外出支援〜気分転換もたまには必要ですね🎶〜
どこでもナースある日の出来事。
コロナ禍でなかなか外出もできなかったですが、お客様も二回目のワクチン接種を終えたこともあり、二人だけでランチに行ってまいりました。
もちろん自費看護サービスとしてです。
こちらのお店はカウンターであれば、バリアフリーで車椅子の方でも美味しいお豆腐会席を召し上がることができます。スタッフさんもきめ細やかな丁寧な対応で、お客様も大のお気に入りのお店です。
今まで何度もこちらのお店にこのお客さまと伺っており、久しぶりの会食でした。
カウンターということで、お互い横並びとなりお庭を眺めながらの会食です。
食事前はアルコール消毒、会話の際はマスク着用と感染対策を徹底しながら、楽しいお時間をご一緒させていだきました。
お客さまとは早3年のお付き合いとなり、今でもこうして継続してご依頼いただけることに感謝の気持ちです。
お話しできることが何よりも楽しみと言ってくださるお客さまの言葉がなにより嬉しく思います。
体調のことや家族のこと、ここ最近の出来事など、話は尽きません^_^
時間が経つのもあっという間でした。
どこでもナースは、お客さまのご要望に応じて対応させていただきます。
医療依存度の高い方の外出支援はもちろんのこと、
健康に不安のある方や、ただ話をきいてほしいなど、
どんなことでもできるだけ、ご希望に沿った支援を看護師としてサポートさせていただきます^_^
お気軽にご相談ください。
2021/07/08 07:51
なかなか更新ができず、、、
ブログの更新がなかなかできておりません(TT)
どこでもナース、元気に活動しております♪
石川県内はコロナも落ち着いてきましたが、東京ではまた緊急事態宣言ということで、、、でもオリンピックはするというなんとも不可解な状況ですね、、、。
どこでもナースは、いままで通りの感染対策しながら、
いままで通り活動を続けてまいります。
2021/06/25 07:13
(事例紹介)人工呼吸器装着しながらの外出支援
人工呼吸器を装着している方の支援にも力をいれています。
適宜気管切開部から喀痰吸引が必要であったり、酸素管理が必要な状態の方でも対応可能です^ ^
お気軽にご相談ください。
2021/06/24 07:00
(事例紹介)自宅で過ごす家族団欒
誤嚥性肺により入退院を繰り返し、終末期の状態となったY様。意思疎通が可能だった頃から、「少しでもいいから家に帰りたい。あかんのか。」と奥様に言われていたようです。
奥様は「家に連れて帰ってあげたいけど、最期看取るのはとってもじゃないけど気持ちがついていかない。でも、ちょっとでも帰るなら今しかないんやろうね。」
と病院の医療ソーシャルワーカーさんに相談されていたようです。ソーシャルワーカーさんからこちらにご連絡いただき、わたしはすぐに病院へ向かいました。緊急カンファレンスを開き、帰るなら今しかないと主治医の判断もあり、翌日自宅へ一時外出へ。
本来ならベットの方が介助しやすく好ましいですが、
Y様は畳で寝るのがお好きだったようで、敷布団で休んでいただきました。
一時的に呼吸状態の悪化が見られましたが、
落ち着きを取り戻し、家族団欒の時間をとっていただきました。
特に言葉を発する事ができる状態ではなかったのですが、家族の声掛けに時折頷かれ、とっても穏やかな表情でした。
意識が朦朧としていても、ぼんやりとしていながらも見慣れた光景、家族の声、お家の匂いやペットの毛並みの感触、五感をフルに使ってご自宅を感じておられたことと思います。
出来るだけ家族で過ごしていただきたく、わたしは隣室で待機させていただいたのですが、奥様は今までの思い出のアルバムを沢山山積みにして、見せてくださいました。
そこにはY様が歩んでこられた80年人生の物語が沢山詰まっていました。わたしは沢山の思い出の詰まったアルバムに心が温かくなりました。
また病院へと戻ることにはなりましたが、2日後に息を引き取られたとご連絡いただきました。
奥様は「もしかしたら、無理をさせて死期を早めてしまったのかともおもったけど、あの時少しでも家に帰らせてあげることができて本当によかった。お父さんも喜んでくれたかなって思いたい。本当にありがとう。」
ご家族にとってはお辛い状況だったと思います。
でも家族で過ごせたあの2時間は、これから先残された家族が気持ちを整理していく上で、とっても大切な時間だとわたしは思います。ありがとうございました。