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2024-03-18 23:08:00

家族の覚悟

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一時外泊でご利用いただいた方の退院のサポートをさせていただきました。

空きもない状況ではありましたが、今を逃すとダメな予感がして、予定を調整させていただき早朝退院へ。数日前とは様子も変わり、残された時間が貴重であることは十分伝わるご様子でした。ご家族も覚悟を決めて退院を決定したことが伺えました。

「やっぱり家に連れて帰ってあげたい」と。。。

ここからはわたしの気持ちですが、偶然にも私の亡き母と同じ年齢であり、状況も重なるものがありました。

1時間の道中、せん妄や幻覚によると思われる様子があり、その都度お話を合わせながら、「大丈夫ですよ」などと声をかけ、身体をさすると朦朧とされながらもニコッとされて、安心されてる様子がありました。

勝手に母と重ねて見てしまって涙が溢れそうになってしまいました。

10年前、自分が母にできなかったこと、後悔していることなどを重ね合わせ、勝手なことと思いながらも母のことを思い出し、母が隣にいるような気持ちでした。

支えていくご家族の気持ちも想像ができるだけに、多くの言葉はかけられませんでした。

家に着いたことを理解し、意識のある状態で自宅に帰れたことは搬送事業に携わる者として、よかったと心から思いました。改めて一日、一分一秒がかけがえのない貴重な時間であることを感じます。